"あの街"からやってきた男だ。
しゃがれ声でドギツイ関西弁。弦が切れるほどギターを掻き鳴らすし、やかましい。しかし、彼の歌に最後は我々も拳を握って共に歌ってしまうのである。これが大阪のブルースだ。あの ”熱い魂”は死んでいないのだ、と思った。ぜひ、彼の鳴らす音に耳を傾けてほしい。偉大なるブルースマン達、目眩くソウルミュージックへのリスペクトに溢れている。ドギツイ関西の黒いフィーリングが伝わるはずだ。もしも音楽が時間も距離も飛び越えられる、

グレートジャーニーなのだとしたら「倉島イーサン勲」について行こう。きっとこの先、この男は良い旅先案内人になるはずである。今からでも遅いなんてことはない。一回きりの人生、ぼちぼちいこか。（音楽ライター・福田慧介）

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■孤高のソウルブルースマン『倉島イーサン勲』待望の渾身の1st f ull ALBUM【変身】リリース！！往年の大阪ソウルブルースとイーサンならではのポップミュージックのミクスチャー感が新しいグルーヴを生み出している。フルで3回聞いた後ジワジワ来るこの感覚が確実に癖になる刺激的な全10曲。